乳頭温泉郷|秋田県の秘湯を巡る旅

温泉
乳頭温泉郷の風景

秋田県仙北市・田沢湖エリアにある「乳頭温泉郷」。十和田八幡平国立公園内の乳頭山麓に、 源泉の異なる7つの温泉宿が点在する、日本でも有数の秘湯エリアです。 ブナ林に囲まれた静かな山あいで、にごり湯や山の芋鍋など“山の恵み”をゆっくり味わえます。

乳頭温泉郷はこんなトコロです!

十和田・八幡平国立公園内の乳頭山麓に点在する7湯を総称して「乳頭温泉郷」と呼びます。 各宿はそれぞれ独自の源泉を持ち、泉質は10種類以上と実に多彩。
昔ながらの湯治場の雰囲気が残る宿から、和モダンな雰囲気の宿までそろっており、 温泉の入り比べをしながら、山の芋鍋など滋味深い料理を味わえるのが魅力です。

乳頭温泉郷の楽しみ方のポイント

① 乳頭温泉郷湯めぐり帖

乳頭温泉郷の宿泊者だけが購入できる「乳頭温泉郷湯めぐり帖」(1冊2,500円・目安)は、 7つの宿(※鶴の湯温泉別館「山の宿」を除く)で1回ずつ日帰り入浴ができるスタンプ帳です。
有効期限は購入日から1年間。
「今年は3湯、来年また来て残りの4湯」というように、少しずつスタンプを増やしていく楽しみ方もできます。
購入や問い合わせは、休暇村乳頭温泉郷など現地の宿フロントで確認しましょう。

② 湯めぐり号バス

乳頭温泉郷内を巡るシャトルバス「湯めぐり号」が、1日数便運行しています(季節によりダイヤ変更あり)。
「乳頭温泉郷湯めぐり帖」または「湯めぐりマップ」(1冊1,000円・目安)を持っていれば、 温泉郷内のどの宿からでも乗り降り自由。
車がない旅行者でも、田沢湖駅から路線バス+湯めぐり号で効率よく7湯を回ることができます。
温泉のハシゴや、ランチだけ別の宿に立ち寄りたいときにも便利です。

乳頭温泉郷の7湯をわかりやすく紹介

1. 鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)

乳頭温泉郷最古の宿で、秋田藩の湯治場として利用されてきた歴史ある温泉。 茅葺き屋根の「本陣」は現在も宿泊棟として使われており、ランプの明かりのもとで ひなびた風情をじっくり味わえます。

  • お湯の特徴:青白く濁ったにごり湯。敷地内に4つの源泉(白湯・黒湯・中の湯など)があり、浴槽によって泉質が異なります。
  • お風呂:乳頭温泉郷を象徴する混浴露天風呂のほか、男女別内湯・女性専用露天風呂もあり、にごり湯なので混浴でも入りやすい雰囲気です。
  • 名物料理:山の芋をすりおろして団子にし、季節の山菜やキノコと一緒に煮込んだ「山の芋鍋」。体の芯から温まります。
  • 雰囲気:雪に埋もれた冬景色や、紅葉に囲まれる秋など、いつ訪れても“日本の原風景”のような景色が広がります。

歴史ある秘湯の雰囲気を味わいたい方、にごり湯&混浴露天にチャレンジしたい方におすすめ。

2. 蟹場温泉(がにばおんせん)

かつて周辺の沢にサワガニがたくさんいたことから名付けられた温泉宿。 本館から少し歩いた先に、森の中にたたずむ混浴露天「唐子の湯」があります。

  • お湯の特徴:さらりとした湯で、長湯しても疲れにくい印象。季節を問わず入りやすい泉質です。
  • お風呂:岩風呂と木風呂の内湯、混浴露天「唐子の湯」、女性専用露天と、シーンに合わせて選べます。
  • 雰囲気:森に囲まれた静かな山の宿で、派手さよりも落ち着きを重視したい人にぴったり。

▶ 静かな森の露天風呂を楽しみたい方におすすめ。

3. 黒湯温泉(くろゆおんせん)

ブナ林の中にある湯治場風情たっぷりの温泉宿。湯治棟や自炊棟もあり、 昔ながらのスタイルで長期滞在する人もいる本格派の湯治場です。

  • お湯の特徴:白濁した硫黄泉系のお湯で、“美肌の湯”としても知られています。
  • お風呂:男女別内湯、露天風呂、打たせ湯などが点在し、湯小屋の素朴な雰囲気も魅力。
  • 雰囲気:「山の湯治場」という言葉がぴったりの、素朴で静かな空気感が特徴です。

▶ 湯治場の雰囲気が好きな方や、連泊でじっくり体を整えたい方に。

4. 孫六温泉(まごろくおんせん)

先達川沿いに建つ、秘境感たっぷりの湯治宿。吊り橋を渡って向かうルートもあり、 7湯の中でも“秘湯感”ではトップクラスといわれています。

  • お湯の特徴:複数の源泉を持ち、透明な湯からにごり湯まで泉質もさまざま。
  • お風呂:川沿いの露天風呂や、木のぬくもりを感じる内湯など、ロケーションが魅力。
  • 雰囲気:川のせせらぎと山の静けさに包まれ、時間がゆっくり流れていきます。

▶ 秘境感のある温泉が好きな方、自然の音を聞きながら湯に浸かりたい方に。

5. 大釜温泉(おおかまおんせん)

廃校になった木造校舎を移築した、レトロな外観が印象的な温泉宿。 思わず写真を撮りたくなる“元・小学校”風の建物が人気です。

  • お湯の特徴:高温で湧き出す源泉を加水してかけ流し。乳白色のお湯で、体をじんわり温めてくれます。
  • お風呂:木の浴槽と露天風呂があり、廊下や教室を思わせる館内の雰囲気と相まってノスタルジック。
  • 雰囲気:「温泉×木造校舎」という他にはない組み合わせで、ファミリーやグループ旅行にも人気です。

▶ 写真映えする温泉宿を探している方、レトロ校舎が好きな方におすすめ。

6. 妙乃湯(たえのゆ)

渓流沿いに建つ、和モダンな雰囲気の温泉宿。女性人気が高く、 「乳頭温泉郷の中でもおしゃれな宿」として知られています。

  • お湯の特徴:金色の湯と銀色の湯、2種類の源泉を楽しめるのが大きな魅力。肌あたりがやわらかく、長湯向きです。
  • お風呂:渓流を眺められる露天風呂や、女性向けのアメニティが充実した内湯など、くつろぎを重視した造り。
  • 雰囲気:落ち着いた照明とセンスのよいインテリアで、カップル・女子旅にもぴったり。

▶ 和モダンな温泉宿が好きな方、食事やお部屋の雰囲気も重視したい方に。

7. 休暇村 乳頭温泉郷(きゅうかむら にゅうとうおんせんきょう)

乳頭温泉郷の入口寄りにある、高原リゾート型の宿。客室数も多く、 ファミリーやグループ旅行の拠点にしやすいのが特徴です。

  • お湯の特徴:自家源泉の露天風呂から、四季折々に表情を変えるブナ林を眺められます。
  • お風呂:広めの大浴場と露天風呂で、湯めぐりの前後に“拠点の湯”として入りやすい造り。
  • 雰囲気:明るい館内と充実した施設で、温泉リゾートとしての使い勝手が良い宿です。

▶ 「湯めぐりの拠点」として便利な宿を探している方、家族旅行やグループ旅行におすすめ。

乳頭温泉郷をもっと楽しむコツ

  • 季節を決めてから計画を立てる
    冬は雪見露天&秘湯感MAX(雪道・防寒対策が必須)、秋はブナ林の紅葉が見事で、散策と一緒に楽しめます。 春〜初夏は新緑と残雪のコントラストもきれいです。
  • 一度の旅で回る湯は2〜3カ所程度に
    7湯すべてを一気に回ることもできますが、移動と入浴で意外と体力を使います。 初めてなら「宿泊先+日帰り2湯」くらいに絞ると、1カ所ずつをゆっくり楽しめます。
  • アクセスは田沢湖駅からのバス+湯めぐり号が便利
    秋田新幹線「こまち」で田沢湖駅へ行き、駅前から路線バスで乳頭温泉郷方面へ。 車の運転に不安がある方でも安心して訪れることができます。

※料金や運行本数などは変更になる場合があります。最新情報は各宿・公式サイトでご確認ください。

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