寒い季節になると食べたくなる秋田名物「きりたんぽ」。
実は、スーパーで買うだけでなく、おうちでも意外と簡単に手作りできるのを知っていますか?
この記事では、きりたんぽに向いているお米の炊き方 失敗しない成形のコツ フライパンでもOKな焼き方まで、写真なしでもイメージしやすいように、手順をくわしく解説します。
きりたんぽってどんな料理?

きりたんぽは、炊いたご飯を半つぶしにして、杉の串などに巻きつけて香ばしく焼いたものです。そのまま味噌を塗って焼いてもおいしいですが、秋田では「比内地鶏のだし」で作るきりたんぽ鍋の具として食べるのが定番です。
きりたんぽの作り方
◼︎材料(きりたんぽ 6本分の目安)
- ごはん
- 精白米 … 2合 できれば新米よりも、やや水分の少ない米の方が扱いやすい 水 … 炊飯器の通常の目盛りより やや少なめ(1〜2mm)
- 塩 … 少々
- しょうゆ、みそ、みりん など(焼き目をつけるタレ用)
◼︎道具
串 … 6本 本格的には「杉の串」だけど、家では割りばしや竹串でOK すりこぎ、または丈夫なしゃもじ ラップ、ボウル、刷毛(あれば)
◼︎作り方
1. ご飯を少しかために炊く
お米を洗い、いつもより水を気持ち少なめにセットします。 普通モードで炊飯。 柔らかすぎると成形しづらいので、「おにぎり用のかためご飯」をイメージ。
2. 炊き上がったご飯を半つぶしにする
炊き上がったら、ボウルや大きめのバットにあけます。 10分ほど蒸らしてから、熱いうちに すりこぎやしゃもじでつぶします。 完全なお餅にせず、米粒が7割くらい残るイメージ。 粘りが出るまで押しつぶすと、あとで割れにくくなります。
ポイント
冷めてからつぶそうとすると、うまくまとまらずボロボロしやすいので「熱いうち」が勝負!
3. 串(割りばし)に巻きつける
ご飯を6等分し、ラップの上に細長くのせます。 串を中心に置いて、ラップごと握りながら、**太めの棒状(直径3cm前後)**になるように包みます。 ラップを外し、手に水をつけながら表面をなめらかに整えます。 先端を少し細くすると、見た目が“らしく”なります。
4. 少し乾かす(時間があれば)
そのまま焼いてもOKですが、時間があれば 室温で20〜30分ほど置いて表面を軽く乾かすと、焼いたときに崩れにくくなります。
5. 焼く(魚焼きグリル or フライパン)
魚焼きグリルの場合(おすすめ)
グリルを予熱しておきます。 串を並べ、中火で片面5〜7分ずつ焼きます。 全体にうっすら焼き色がついたらOK。 最後にしょうゆや味噌だれを薄く塗って、軽く焼き目をつけると香ばしさアップ。
◼︎フライパンの場合
フッ素加工のフライパンに、薄く油(またはクッキングシート)を敷きます。 弱めの中火でコロコロ転がしながら、全体がきつね色になるまで焼きます。 焼き色がついたら、お好みでタレを塗り、サッと焼いて完成。
きりたんぽ鍋に使う場合の下ごしらえ
きりたんぽ鍋で使う場合は、焼き色は軽めでOK(煮込むので焦げすぎないように) 鍋に入れる前に、食べやすい大きさに斜め切りにするがポイントです。
鍋の基本食材は、比内地鶏(もしくは鶏モモ肉) ごぼう まいたけ せり 長ねぎ こんにゃくなど。
比内地鶏だしのしょうゆベースのスープで煮立て、最後にきりたんぽを入れてふっくらするまで煮れば、秋田らしいきりたんぽ鍋になります。
失敗しないコツ・よくある質問
Q. きりたんぽが鍋の中で崩れてしまう…
ご飯をつぶすときに粘りが出るまでしっかり押しつぶす 焼き色をきちんとつけて、表面を“固めのカバー”状態にしておく 鍋に入れたら、グツグツ強火で煮続けず、煮立ったら弱火〜中火に落とす
この3点を意識すると崩れにくくなります。
Q. 余ったきりたんぽは冷凍できる?
はい、冷凍できます。
完全に冷ましたきりたんぽを、1本ずつラップで包む 冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ(目安1か月程度)
使うときは、冷蔵庫で解凍してから鍋に入れると、食感が損なわれにくいです。
Q. 串がないときは?
割りばしを半分に割って使う どうしてもなければ、串なしで俵型や棒状に整えて焼くだけでもOK(見た目は違うけれど味は同じ)
まとめ:手作りきりたんぽで“秋田気分”を味わおう
きりたんぽ作りのポイント
ご飯を少しかしめに炊く 熱いうちに半つぶしにしてしっかり粘りを出す 表面に焼き色をつけてから鍋に入れるこの3つだけ。
家で作れば、サイズや太さも自由に調整できるので、「鍋のシメはきりたんぽ!」という、ちょっと贅沢な秋田風ごはんが楽しめます。

